パネパネがデビューしたあたり、つまりゴールデンウィークの頭あたりから、普段使いのiPhoneでデータ通信が激増するという困ったことが起きて、２週間経った今でも解決せずに困っています。今日、iOS9.3.2がリリースされたのでもしや治っているのでは？と少なからず期待してアップデートしてテストしてみたのですが、ダメでした。

まずはナニが起こっているのかです。
iPhoneでiCloudにサインインした状態（普通の使い方ですね）でWiFi接続がないと、データ通信が暴走したかのように1時間あたり20MB〜40MB（月間14GB〜28GBレベル）も通信してしまう。最初はどこかに出来の悪いアプリがあるのかと疑ってみましたが、iPhoneを初期化してアプリを入れる前の状態でテストしてみても同じ。

　　↓　(iPhoneを放置して15分間経過を待つ)

　（[モバイルデータ通信の使用状況]の[現在までの合計]が15分間で0 → 11.4MB）

　（これが内訳、[書類と同期]だけで15分間で9.7MB）

　（これがテストの際のiPhoneの画面、初期化状態のままデス）

思い切ってiCloudからサインアウトしてみたら通信はピタリと止まる。まさかと思いiCloudにサインインするとまたデータ通信の暴走のような状態が始まる・・・というものです。
ちなみに、それぞれキャリアが違うiPhone6と6s Plusでまったく同じ症状。発症しているiPhoneに違うApple IDでログインすると暴走のような症状は出ないが元のApple IDにすると即発症なのです。こうなると利用しているApple IDのiCloudのなにかが原因としか思えないので、iCloudドライブの中身はもちろんiCloudに関わるものはすべてデータ削除をしてみたものの改善せず、ここに至ってギブアップ、Appleのサポートに電話で救いの手を求めました。

前代未聞とのことでしたが、やり取りの中でサポート氏からデータ取りの依頼があり6時間くらいかけて実験をしてレポートしたのは、もう2週間前の大型連休ど真ん中のこと。

この2週間、最初はモバイルデータ通信をOFFにしてWiFi環境だけで通信をするなど色々と試行錯誤してみましたがあまりに現実的でなく、今はiCloudをOFFにして使っています。

なにか進展があったら連絡があるということだったのですが、今のところAppleからコンタクトなし。いつになったら解決するのやら・・・話しが進んだらご報告したいと思います。

最初の時点で「iPhone データ通信 激増」「iPhone データ通信 暴走」とか色々ググって探してみたのですが、ピッタリな症状の先人に行き当たらず、心細い想いをしました。
当社のようなアプリ企画＆開発という仕事の関係でもなければ、キャリアの異なるiPhoneを2台も使ったりしないでしょうし、使っているiPhoneを初期化してテストしたりもしないでしょうから、iCloudが容疑者というところまでたどり着くことは難しいでしょう。

世の中には表面化していないけれど、同じようにモバイルデータ通信が暴走したような症状でお困りの方がいることと思います。そのような方々がググったりして本稿にたどり着き「そうか、iCloudをサインアウトすればパケットの大量出血は止められるんだ」と応急処置としてお役に立てることを祈ります。