先日のiPhone版の続編、お待たせしましたAndroidのメールアプリ変遷です。
事前にお断りしておきますと、本項に登場する諸々のことは本欄担当の経験に基づく個人的視点からのものです、というExcuseを入れさせていただいて、さあ行きましょう。
目次
序
前回iPhone編に書き漏らしましたが、iPhoneやAndroidが登場する以前から仕事も個人もメール環境はgmailに移行済だったので、iPhoneやAndroidを使い出すのにはラッキーでした。これは結構大事なことで、docomoとかauなどキャリア提供の独自方式の携帯メールアドレスをメインで使っていたらなかなか難しかっただろう、と今になると思うことが多々あります。
逆を言えば、キャリア各社メールの閉鎖性と扱いにくさがgmailを興隆させ、LINEをメジャーに押し上げる原動力になったように思えます。
スタートはやはり純正Eメールからだった
あまり正確に覚えていないのですが当時はAndroid OS2.1あたりだったでしょうか。知識も少なく他の選択肢も知らず、標準でデバイスに入っていた純正Eメールをとりあえず使ってみたレベルでした。当時のAndroidデバイスは同時期のiPhoneのヌルヌルと比べてカクカク動くという印象、ガラケーとiPhoneの間を埋めるモノという立ち位置だったような気がします。
すぐにK-9 Mailにお乗り換え
キャリア提供メールは無視で問題ないメール利用環境だったので、デバイスに標準搭載メールアプリに飽きたらず、当時評判が良かったK-9 Mailを試してみたところ、ユーザインターフェイス的にはいまいちながら機能満足が上回ったので乗り換えました。気のせいか最近はあまり耳にしませんが、良いメールアプリだと今でも思います。
やっと、本命Gmailアプリが登場
この稿を書くにあたって、Android登場の段階からGmailアプリはあったと錯覚していたくらいで、今になると信じられないことですが、Googleがやっているgmailの専用アプリがAndroidになかったのです。登場したのは2011年秋の終わり頃。それまで使っていたK-9にそれほど不満はなかったのですが、本命Gmailアプリに乗換えてしまいました。
普通、これで本稿終わりですが
AndroidとiPhoneを併用していると、それぞれ別々のメールアプリを使うのではなく同じモノが欲しいと思うものです。iPhoneではSparrow for iPhoneというそれまでになく使い心地の良いアプリが登場して気に入っていたので、Sparrow開発会社がGoogleに買収されたこともあってAndroid版の登場を期待していたのですが、残念。
まだ続きます。
iPhone版から遅れること1年、Mailbox登場
2013年の初めからiPhoneで使っていたMailboxのAndroid版が、記憶では2014年春に登場。すぐダウンロードしてその日の内にGmailアプリから乗換えてしまいました。今年(2015年)の春まで1年間、弱点(日本語が文字化けすることがあるなど)はありましたが気持よく利用させてもらいました。
inbox by GmailとMicrosoft outlook
この1年間に出た大物メールアプリが2つ、inbox by GmailとMicrosoft outlookが出ました。それぞれなかなか良いメールアプリなのですが、Mailboxから乗り換えるだけの魅力を感じなかったようで、Mailbox利用は続きました。
Mailbox卒業、Gmailアプリに戻る ← 今コノアタリ
なぜにGmailに戻ったのか、その答えはiPhoneでMailboxからSparkにメールアプリを乗り換えたからです。Android版Mailboxが悪いのではないのですが、MailboxはiPhone版でもAndroid版でもGmail環境下に独自フォルダーを構築して維持する仕組みがあり、iPhoneではSpark、AndroidではMailboxというのは運用上煩わしかったのです。
今後SparkのAndroid版が出てくれれば一番良いのですが、普段はメールをiPhoneのSparkで扱い、必要に応じてAndroidのGmailアプリでもできるよ、という体制でやっています。
長くなりました。少しでも腱鞘炎を軽くするという視点からみたAndroid版メールアプリ変遷でした。蛇足、現状では腱鞘炎患者的にiPhoneの方がAndroidよりも少し楽な気がします。
(完)