Netflixが上陸して間もないですが、レンタルビデオ大手のGEOも定額のVODサービスに参戦してきました。月額590円で2016年の2月からサービス開始です。ついこの間にAmazonも参戦してきたときに既存のレンタルビデオの実店舗が減っていってしまうのではないかと思っていましたが、生き残りをかけてGEOもサービスを始めます。GEOではハイブリッド型VODとして店舗と宅配と連携していくようで、既存の店舗を活用して独自の強みを打ち出していくとのことです。基本的なコンテンツはエイベックスがNTTドコモと提供しているのdtvと共通ですが、今後は独自コンテンツも検討しているそうです。また、他社では取り扱いがあまりないアダルトの配信も行うようです。ただこちらは50作品のみで月に10作品が追加とのことなのでU-NEXTに比べるとコンテンツ数が少ないようです。
内容からすると、完全に業界の流れに押された形ですし、dtvのエイベックスと提携、サービス開始も来年と、出遅れた感が否めません。
しかしながら実店舗が1600店ありますので、既存会員からのVODへのシフトという構図が上手く取れれば総合力で残っていけるかもしれません。
一番気になるのは、実店舗の会員データの1600万人の10年分の履歴データをエイベックスと共有というところです。データを握る者がビジネスに強いことは歴史から見ても明白なので、このサービスで一番得をしているのはエイベックスなのではないでしょうか。今後の動向が気になります。
2015年9月16日