11月の頭にiPhone6s plusの画面を割ってしまったという話しです。しばらく落ち込みましたが、皆さまのなにかの足しになればと、そのときの顛末を書いてみたいと思います。

まず、iPhone 3GS以来今まで6年間iPhoneを使ってきて、何度も手が滑って落下させてきましたが、画面をヤッてしまったのは今回が初めてです。iPhoneは普通に使っていればどこかで落下させてしまうという前提に立って、液晶表面が平面ガラスだったiPhone5sまでは液晶前面を覆う保護ガラスでカバー、側面を樹脂製バンバーでカバーしてきました。
樹脂製バンパーで落下の衝撃を少しでも吸収して、吸収しきれず本体液晶ガラスへ向かう衝撃は保護ガラスが割れることで吸収しようという作戦でした。この対応方法は結果からみても正解だったと思います。
あるとき、蹴つまずいて転びそうになったときに人間は転ばずに済んだものの、手に持っていたiPhone5をソフトボールのピッチャーの投球のように思いっ切り放り投げてしまったことがありました。
手から勢い良く投げ出されたiPhone5は5mくらい先のアスファルトに着地して、スーパーボールかというくらい高く跳ね上がって数度跳ねアスファルトの上で動かなくなるのを、スローモーションのようにゆっくりと跳ねて止まるのを見てしまったことがありました。
茫然自失、覚悟して拾い上げてみると樹脂製のバンパーと液晶保護ガラスがしっかり役割通りを果たしてくれて、保護ガラスが割れただけでiPhone5本体へのダメージはなかったのでした。

しかし今回は割ってしまったのはなぜか。昨年のiPhone6/6 plusから液晶画面の端が曲面化してしまったことが最大の原因です。
仕事柄、初出荷時点で新モデルを手に入れます。iPhoneの場合は2年ごとに外形が変わるので、変わったばかりのときは本体保護のための選択肢はあまりないので普通です。去年のiPhone6/6 plusに初登場した曲面ガラスがまさにそうでした。今ではあの手この手を使った曲面対応の保護ガラスが出ているようですが、当初はそのようなものはなく、平面保護ガラスでは危険と思い、発想を変えてこんな感じの対策をしたのです。

バンパーとイヤホンホールにキツ目のピンを差してストラップ化して落下させない対策です。iPhoneを使うときは必ずストラップに指を通して、万一落下しかかっても指に巻いたストラップで止めるという狙いです。

ピンはこんな格好をしています。ちゃんと落下防止には使えませんと記載してあるように、落下防止のための商品ではありませんが、いろいろと試してiPhone6のイヤホンホールにキツキツで簡単には抜け落ちないものを選別しました。おかげで1年間、一度もiPhone6を地面まで落下させずに過ごすことができたので、この方式をiPhone6s plusにも持ち込んだのがイケなかった。

手からこぼれて落としかかったときに129gのiPhone6であれば指に巻いたストラップで止められた実績にある状況で、192gのiPhone6s plusではイヤホンホールに刺したピンが抜けて落下、運悪くケースからでなく曲面ガラスの角からアスファルトに着地してしまった。その結果、見事に画面ガラスにヒビが入ってしまったのです。あまりのショックに写真など撮る余裕もなくすぐに修理へ向けてアクション。速攻Apple銀座のGeniusバーに最短の予約を入れたものの3日待ち。修理は液晶パーツ交換で作業2時間、費用は金18,144円（税込）、痛い出費となりました。

前モデルiPhone6 plus(172g)は上着の胸ポケットに入れてもそれほど重さを感じなかったのですが、192gのiPhone6s plusはずっしりとした重量感アリ。その差はたった20gなのですが、この20gを大きく感じます。そして129gのiPhone6からの差は63g。この差を軽視した結果がこのザマでした。
ということは、192gでも簡単に抜けないイヤホンホール用ピンがあれば良いハズという論理展開で探しところ、あったのです。

これはPluggy Lockというモノで、日本でも入手可能です。
耐荷重約3kgだそうで、実際に装着して引き抜こうとしてまったく抜ける気配ナシ。これで対策は万全になったiPhone6s plusをご覧ください。

もうニ度と落下させません！

ps.ちなみにiPhoneの画面はVoice Recorder HDの録音状態画面。iPhoneやiPadで録音アプリといえば、このVoice Recorder HD。日本やアメリカをはじめ世界でベストセラー商品としてプロ・アマ問わず多くのご利用いただいている当社商品です（汗）。