iOSアプリ、Androidアプリには必ずアプリ用のアイコンがあります。
必須のアイコン素材ですが、新しい機種の登場により使われるアプリアイコンのサイズも変化しています。
そこで今回は2024年版アプリアイコンに必要な画像サイズをまとめてみました。
目次
iOSのアプリアイコンサイズ
iPhoneやiPadといったiOSに使われるアイコンは角丸四角形が特徴。
必須となるアイコンの画像サイズは以下の通りです。
利用用途 | サイズ(px) |
アプリストア表示用(各種アイコンサイズ自動生成に利用) | 1024×1024 |
また、以下の条件を満たす必要があります。
- 単一レイヤーのPNG画像
- カラーモードはsRGB
- 背景透過無し
基本、上記のアプリストア用の画像があれば問題はありませんが、特定機種ごとに画像を用意したい場合は次の画像を用意します。
利用用途 | サイズ@2x(px) | サイズ@3x(px) |
iPhoneのホーム画面 | 120×120 | 180×180 |
iPad Proのホーム画面 | 167×167 | – |
iPad、iPad miniのホーム画面 | 152×152 | – |
iPhone、iPad Pro、iPad、iPad miniのSpotlight | 80×80 | 120×120 |
iPhone、iPad Pro、iPad、iPad miniの設定 | 58×58 | 87×87 |
iPhone、iPad Pro、iPad、iPad miniの通知 | 76×76 | 114×114 |
※@3xはiPhoneのみ利用します。
※@2×・@3×とは、画面をさらに美しく表示させるため、表示サイズの2倍、または3倍の画像を圧縮して(高密度で)表示させることを示しています。
Androidのアプリアイコンサイズ
Google PixelやXperiaといったAndroidに使われるアイコンは、円形〜角丸四角形とバリエーションに富んでいるのが特徴。
Android8.0未満とAndroid8.0以上で仕様が異なりますが、仕様にない限りAndroid8.0以上に対応すれば十分ではないかと思います。
必要となるアプリアイコンの画像は以下の通りです。
利用用途 | サイズ(px) |
アプリストア表示用 | 512 x 512 |
アダプティブアイコン(background素材)用 | ※サイズは次の表に記載 |
アダプティブアイコン(foreground素材)用 | ※サイズは次の表に記載 |
アダプティブアイコンに必要な画像サイズは以下の通りです。
解像度(密度単位) | 比率 | background素材(px) | foreground素材(px) |
中密度(mdpi) | ×1 | 108 x 108 | 72 x 72 |
高密度(hdpi) | ×1.5 | 162 x 162 | 108 x 108 |
超高密度(xhdpi) | ×2 | 216 x 216 | 144 x 144 |
超超高密度(xxhdpi) | ×3 | 324 x 324 | 216 x 216 |
超超超高密度(xxxhdpi) | ×4 | 432 x 432 | 288 x 288 |
また、アプリストア表示用の画像は以下の条件を満たす必要があります。
- 32ビットPNG画像
- カラーモードはsRGB
- 最大ファイルサイズは1,024 KB
- 形状は正方形(Googleが自動でトリミング)
- 外側のシャドウ加工は無し(Googleが自動で付与)
アダプティブアイコンとはAndroid8.0以降に登場した、2つのレイヤーで構成されている、動きのあるアイコンのことです。
挙動面に関してはAdaptive IconsというGoogleから提供されているシミュレータをぜひご確認ください。
アダプティブアイコンは前面(foreground)がメインアイコン、背面(background)は背景として利用されます。
前面(foreground)に使う画像は、必要に応じて背面が見えるように透過させます。
アプリアイコンのテンプレート・推奨事項
アプリアイコンにはiOS・Androidともに公式からテンプレートや推奨事項・ガイドラインが紹介されています。
より良いアプリ実現のため、チェックしておくことをおすすめします。
iOSのアプリアイコンのテンプレート・推奨事項
公式のAppleではアイコン作成に役立つテンプレートが提供されています。
下記リンクのiOS and iPadOSにある「Production Templates」という項目から取得できます。(sketch/figma/Photoshopのいずれかで利用可能)
https://developer.apple.com/design/resources/
また、アイコンにはどんなデザインを利用すると良いのか、環境ごとの考慮事項をアプリアイコンのベストプラクティスとして記述されています。
https://developer.apple.com/jp/design/human-interface-guidelines/app-icons#Best-practices
Androidのアプリアイコンのテンプレート・推奨事項
公式のGoogleでもアイコン作成に役立つテンプレートが提供されています。
下記はGoogle公式から提供されているfigmaのデザインテンプレートになります。
https://www.figma.com/community/file/1131374111452281708
また、アダプティブアイコンに関するガイドラインもGoogle Developersで記述されています。
https://developer.android.com/develop/ui/views/launch/icon_design_adaptive?hl=ja
補足:再度記載していますが、やはりアダプティブアイコンのシミュレータも目で見てわかりやすく、おすすめです!
https://adapticon.mariusclaret.com/
補足2:Google Developersの開発者向け確認ツールもあります。
https://developer.android.com/studio/write/create-app-icons?hl=ja#access
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
iOSのアイコンに比べAndroidは少々大変な印象です…
よく見るアイコンだからこそ、引き続き理解を深めながら取り組んでいければと思っております!