これを読まれるiPhoneユーザの皆さんはどんなメールアプリを使っていますか？
iPhoneアプリを企画・営業する仕事に携わってかれこれ数年、まずは私のメールアプリ変遷をお見せしましょう。

純正メールからのスタート

メールアプリ遍歴の最初は、当然ながらApple純正なiPhone付属「メール」から始まりました。
なぜ純正メールなのかって！？答えは簡単、iPhone3GS当時は純正メールアプリ以外に選択肢がなかったからです。

本命Gmailアプリの登場

この平和を乱したのは、永遠のライバルとも言うべきGoogle純正の「Gmail」アプリ。私の怪しげな記憶によると、それは2011年始めの頃だったかなあ。正直、Apple純正メールアプリはメインがGmailアカウントな人にはあまり使い心地が・・・（汗）
そんな待ちに待ったGmailアプリだったので、しばらくメインでお世話になりました。

麗しきSparrowの想い出

しかし、人間慣れてくると贅沢なもので、もっと美味しいのはないの？という頃に「Sparrow for iPhone」が登場。2012年の春頃だったと思いますが、これは美味しかった。着信したメールをスワイプするだけでスイスイ処理が進むという当時としては画期的な使い心地。
当初登場したての頃はプッシュ通知がないという問題はあったものの、とにかく使い心地が良かったのです。

CloudMagicは便利だったのに

たしか、この頃にはCloudMagicというメール高速検索ツールも併用していたように記憶しています。このCloudMagic、その後メールツールから単独で動作するメールアプリに変身してしまって残念。
ツールのままでは生き残れなかったのだろうと舞台裏を色々と想像できてしまったのでした。

Sparrowからの卒業

「美味しさには旬がある」とは誰が言った言葉なのか、半年ほど美味しい想いをしたある日、Sparrow for iPhoneの開発元からメールが。「SparrowはGoogleに会社まるごと買収されたよ！これからはメンテナンスだけね」というお知らせ、衝撃的。
この時点でGmailがイマイチなのでSparrowを使っていた身には、アチャーという痛い想い出です。

彗星のごとくMailbox現れる

「Mailbox」という声が、どこからともなく風に乗って聞こえてきたのです。
これが面白いことにApp Storeに申込んで、順次ダウンロードできるようになるのを待つという半招待制での入手なのだから面白かった。なんとか2013年の初めの方に入手できて、試しに使ってみたらgmailとiCloud対応はバッチリ。スワイプ一つでできるスヌーズ機能（処理を先送りして指定時間に再受信する）は目からウロコのレベル。未来のないSparrowから一気にMailboxに乗り換えてしまったのはご想像の通り。
あっという間にDropbox社に買収されてしまいましたが、Sparrowのようになることなく逞しく生き抜いてくれて、今年の春までメインを他メールアプリに譲ることなく、今までで一番長期間使ったメールアプリになりました。

Google謹製Gmailアプリに賢弟inboxがデビュー

去年（2014年)の秋、突然「inbox by Gmail」というメールがGoogleから登場、もちろん使ってみました。
使い心地は、買収してその後消えていったSparrowの生まれ変わりみたいな香り。mailboxから乗り換えるくらい良ければ乗り換えるつもりだったのですが、なぜかそうならず。

MicrosoftからはOutlook登場

使いやすいメールアプリには目がない性分なので「Outlook for iOS」にもチャレンジするも撃沈・・・だったかな(汗)

Spark登場、予想外に良いぞ　←　今コノアタリ

この5月(2015年)に「Spark」登場、あくまでも個人的にですけれど使ってみたらmailboxよりもfeelが良い。しかもgmailとiCloud対応だけでなくimapにも対応しているので、ソフトバンクのi.softbank.jpもドコモのspmode.ne.jpはもちろん、ほとんどのメールがこれだけで扱えて、ちゃんとスヌーズ機能も備わっている。
欠点を上げるとiPhone版だけしかないこと。iPad版もAndroid版もMAC版もWindows版もないけれど、それでも今はこれがメインメールアプリ。

ところで、そんなにメールアプリを変遷するのはナゼだって？
それはですね、職業病の腱鞘炎を少しでも軽くするため、なんですよ(汗)

(続)