最近、ウェブサーバーの最大シェアを誇っているApacheのシェアが落ちているようです。
これは、大きめのサイトの調査のもので、Active siteにすると、さらにシェアを減らしているようです。いろいろ原因はあるのかもしれませんが、それは別の時にお話するとして、Apacheに代わってシェアを伸ばしているのが、「nginx(エンジンエックス)」です。nginxの最大の特長は、シンプルであること。逆にApacheが重い存在になってしまったということでしょうか。一時期のMicrosoft的な立ち位置にApacheがなってしまったということでしょうか。
シェアを伸ばしている理由のもう一つに、AWSを筆頭とするクラウド系サービスの台頭も関係あるかと思います。クラウド系サービスは、サーバーまるごとではないため、各インスタンスは、比較的CPUがチープであることが多い(わざとしている)からでしょうか。これまでは、そんな細かい調整はしづらいのもあるのでしょうか。
前段が長かったですが、ここから本題です。そのnginxとWordPress、AWSの組み合わせで、非常にシンプルでかつ、強力な組み合わせとなります。特にAWSの場合は、マーケットプレイスがあり、簡単に賢人が作成したテンプレートを利用することができることが大きなメリットと思われます。これを利用することで、簡単にサイトを立ち上げることができるようになります。
nginxは、PHPの処理がApacheと違い、オーバーフローがないため、CPUの負荷を減らした形で実行することができます。WordPressの場合、同時アクセスが数十くらいでエラーが発生してしまいますが、この組み合わせの場合でかつ、低スペックのインスタンスでも、かなりの同時アクセスが見込めます。
とはいえ、すべてがメリットというわけではありません。簡単とはいえ、やはりコマンドラインを使わないといけないなど、初心者には敷居が高いかもしれません。
弊社では、nginx+WordPress+AWSの組み合わせでの構築もどんどん行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。