アプリでできること
社内で扱っている文章・報告書をアプリ化することで、更に多くの情報に簡単にアクセス、業務効率を向上することができます。日々のレポートなどフォーマットが決まったものはアプリとの相性が良く、入力の手間も軽減されます。
また、カメラやGPSなど端末側の機能を使用することで、写真や動画、位置情報などを記録、従来よりも多くの情報を残すこともできます。社内システムと連動することで、即時にデータを反映することも可能です。
出力については、レポートなどの報告書の場合、従来の構成で出力もできますし、CSVなどのリストでも出力できます。
開発事例
それでは当社がペーパーレスの一環で開発したアプリをご紹介します。
土地調査の報告書をアプリ化
紙ベースで実施していた土地調査の報告書をアプリにしました。現場の図面を予めアプリに読み込ませ、簡単な操作で記録することができます。登録済の担当者を選び、計測地点をタップで選択、結果をプルダウンで入力します。端末カメラで撮影し画像保存、記録は自動的に保存され、事務所に戻ることなく、報告が完了となります。
病院内の設備点検票をアプリ化
病院内を定期的に設備点検する際、入力フォーマットが固定されており、紙で入力するよりもアプリで記録したほうが管理がしやすくなりました。日別の経過も振り返りやすく、カメラで撮影した画像が自動的に日時と共に記録されるため、異常が発見された場合は、以前の状態もすぐに確認が可能で、状況を把握しやすくなりました。
FAXで受付していた注文をアプリ化
FAXで注文を受けていたフローをアプリ化しました。注文専用アプリを開発、顧客はそのアプリから商品を選び発注します。リピート購入が多いため、注文履歴から数タップで注文ができるよう、可能な限り機能を少なくし使いやすくしました。そのため、顧客も迷うことなくアプリを使用することができ高評価をいただきました。
アプリ導入で重要なこと
管理側が主導でアプリを導入しても、実際に扱う現場では不慣れなことも多く、アプリが浸透しない場合もあります。重要なことは、現場がメリットを感じ、使いやすいことです。「面倒な作業が増えた」と感じてしまうとストレスがたまりますので、アプリを使うことで従来の作業が軽減されると思わせることが大切です。
また、使い易さは何よりも重要です。機能は増やせば増やすほど複雑になり、現場ではさまざまな問題が発生します。場合にもよりますが、初めて扱うタブレットなどの端末では、まず端末の使い方からサポートする必要があります。電源が入らない、文字が入力ができない、ログインできない、パスワードを忘れたなど想像以上にアプリに入る前に多くの障壁が発生する場合が多いです。
まとめ
アプリの導入規模によっては、まずは少人数でテスト運用を行い、問題点を洗い出すことも重要です。まずは厳選した少ない機能でスタートし、徐々に機能を増やすことで、ユーザーは機能を把握しやすくなります。
当社ではさまざまアプリの開発実績がございますのでお気軽にご相談ください。